山谷風と海陸風

276 ~ 276

 よく晴れた日に、海岸や山間部で日中と夜とで風向きが反対になることがある。日中は強い日射を受けて陸地(山の斜面)は、海(谷)より急速に暖まる。そこに、生じる上昇気流を補うように、海(谷)から陸地(山頂)に向かって吹く風を海風(谷風)という。逆に夜間の放射冷却の差によって、陸地(山頂)から海(谷)に向かって吹く風を陸風(山風)という。


図5-49 山谷風・海陸風の概念モデル