各季節の天気の変化は、年によって違っている。しかし、1年のうちある特定の日、またはその前後1日くらいのあいだに、毎年のように同じ天気があらわれることがある。このようにある気象現象が特定の暦日に高い確率であらわれる、その暦日を「特異日」と呼んでいる。
11月3日の「文化の日」は、全国的に晴天に恵まれる日としてよく知られている。天気暦を見ると、長野の晴れの比率は70%(雨は22%)で、1975年(昭和50)から1986年までの12年間1mm以上の降雨記録がなく、1987年は13年ぶりの雨となった。特異日といわれているものには、このように全国的にいわれているものや、ある地方などせまい地域でいわれているものもある。