窒素酸化物は、物が燃えるときに、空気や物質中に含まれる窒素が酸素と反応して生成されるもので、主にディーゼル自動車を中心にした自動車排気ガス、工場や事業所などのボイラーなどの燃焼施設からの煤煙中に含まれている。また、光化学オキシダントや酸性雨の原因物質でもあり、窒素酸化物のうち直接大気汚染物質となる二酸化窒素については環境基準が定められている。
長野市における二酸化窒素の経年変化(日平均値98%値)をみると、各局とも横ばいで推移しており、環境基準のゾーン(0.04~0.06ppm)以下であり、基準を満たしている。