(6) 光化学オキシダント

295 ~ 295

 自動車の排気ガスなどに含まれる窒素化合物や炭化水素に太陽光(紫外線)が作用し、光化学反応を起こして光化学オキシダントをつくる。このオキシダントはオゾンを主体とし、光化学スモッグを形成する場合がある。この現象は、日ざしが強く風の弱い夏に発生しやすく、目を刺激してくしゃみや涙を誘発したり呼吸困難をひきおこすこともある。植物の葉を白く枯らしたりする。

 長野市におけるオキシダントの経年変化(1時間値年平均値)をみると、各測定局ともほぼ同じ値で推移しているが、徐々に増加傾向を示している。


図5-68 オキシダント1時間値の年平均値