大雨による災害

300 ~ 300

大雨による災害は、表5-25からもわかるように県内に発生する気象災害の35%を占め、そのなかのほぼ三分の二は雷雨・台風・梅雨前線によるものである。

 雷雨による大雨は短時間に強く降るので、中・小河川の氾濫(はんらん)や都市部における低地の浸水害を起こしたりするが、被害の範囲は局地的である。台風や梅雨前線による大雨は、がけ崩れなど土砂災害や洪水などの水害を引きおこし、被害も広範囲となる。土砂災害の原因には地形や地質、さらに先行降雨などが影響する。