天気は晴れの日と雨の日が周期的に繰りかえされていたが、気圧の谷が通過するたびに寒気が強まった。とくに10月13日には冬型の気圧配置となり、輪島上空5000mの気温は9時に-27℃まで下がった。県内も全般に気温が下がり、北部の標高1,000m以上の地域は雪となって15cm以上積もったところもある。
その後も低温がつづき、29、30日には真冬並みの強い寒気が入って県内はいちじるしい低温となり、長野の月平均気温は平年より1.3℃も低かった。
夏の異常な低温と日照不足により、長野市では高冷地を中心に農作物にかなりの被害が発生した。水稲では被害面積59ha、総被害額は1,500万円余にのぼった。