少雨と高温による災害

304 ~ 304

気象災害のなかで干害が占める割合は比較的少ない。また、少雨期間が短いときの被害は局地的だが、2ヵ月以上晴天がつづくと被害も広範囲となる。

 5月から6月ごろの少雨は野菜、花卉(かき)の植え付けや田植えに影響し、7~8月に少雨がつづくと農作物全般に影響する。水稲は脱水状態となって葉が萎縮し、リンゴなど果樹は玉のび不良や落下など障害が発生する。さらに、数ヵ月にもおよぶような少雨は飲料水や電力事情など日常生活へ大きな影響をおよぼす。