・月がかさ(暈)をかぶると天気が変わる。
・太陽や月がかさをかぶると雨になる。
・月の上りかさは雨、下りかさは晴れ。
・月のかさのうちに星一つあれば翌日雨。
太陽や月のかさは、上空の巻層雲に太陽や月の光があたり、光が屈折・反射して白っぽい光の輪がみられる現象で、低気圧の前面や側面によくあらわわれる。
したがって、かさが見られることは温暖前線が近づいてきた証(あかし)で、しだいに雲が厚くなり、やがて雨が降りだすようになる。
・飛行機雲があらわれると曇りや雨。
・西の空に土手雲や黒雲の堤があらわれると風が強くなる。
・波雲出れば天気くずれる。
・うろこ雲出れば天気変わる(くずれる)。
・羊雲出れば天気くずれる。
うろこ雲・いわし雲・さば雲は、5,000m以上の高所で氷の結晶からできる巻積雲の俗称である。この雲のかたまりがしだいに低く大きくなると、羊雲とも呼ばれる高積雲となるが、天気が悪くなる兆候である。
・レンズ雲は風の強くなる兆し。
レンズ雲は、秋から早春にかけて低気圧が通過したあと、大陸から強い北西風が吹き出す時に多くあらわれる。上空の強い風は次第に下におりて数時間後は地上でも強い風が吹く。
・北窓あく(開く)西窓あくは翌日晴れ。
降雨中や曇天のとき西空の雲が切れたり(西窓あく)青空が見えることで天気がよくなる。