山・川・地名などに関係することわざ

310 ~ 311

・三山(飯綱・黒姫・妙高)が隠れると天気が悪くなる。

・保基谷(ほきや)晴れ、飯綱に雲があるならば、たとえ降るとも旅立ちせよ(松代侯詠)。

・保基谷岳に黒雲おおえば雨。

・妙徳山に三度雪が降ると里にも降る。

・飯縄山に三度雪が降ると里にも降る

・三登山に逆さ霧が下がるときは、北風が吹きつづき、冷気を催し、夏季でもあわせ・綿入れがほしい。


写真5-53 三登山の逆さ霧

・四阿(あずまや)山、浅間山方面に雲の峰がたちのぼり、雷鳴が強いときは雷雨が強い。

・小松原天生寺山へ朝霧が巻くときは晴れ。

・飯縄山に横雲出ると天気悪くなる。

・飯縄山の鬼腕雲はひょうをもってくる。

・飯縄山に逆さ霧かかれば、温暖晴朗の天気が急に寒冷陰曇の天気となる。


写真5-54 飯縄山頂を越えてくだる逆さ霧(雲)

・犀川新橋の渕より白雲のような霧が山の中腹までかかり、この霧が日の昇るにしたがい上へのぼれば晴れ、東へ行くか下へ沈めば雨となる。


写真5-55 犀川新橋の渕よりかかる白雲のような霧(丹波島犀川堤防上より)

・犀口の雨と隣のぼたもちはきっと来る。

・八幡すみ(隅)より降りだした雨は必ず当地へ来る。

・聖山より降りだす雨は必ず降る。

・冠着(かむりき)山に雲が起こり雨足が盛んなときは必ず当地に雨が来る。

・滝あたま(七二会 地蔵峠)黒雲くれば大夕立(七二会)。

・聖山の大夕立は七二会には来ない(七二会)。

・犀川の霧が東のほうへ進むときは晴れ(信田)。

・松代の鐘が聞こえると雨になる(小田切)。