② フクジュソウ(福寿草、キンポウゲ科)

340 ~ 340

 元日草ともいうが、野生のものは3月ごろから開いて春を告げる花である。生育地が人里に近いため各地で減少している植物で、日本全体では危険種(危急種(ききゅうしゅ))に指定されている。江戸末期ごろから多くの品種がつくられ、日本独特の園芸栽培種となって親しまれてきた。野生種では、最近、ミチノクフクジュソウが長野近辺でも見つかった。


写真6-62 フクジュソウ