② ミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科)
種子が水に運ばれて、小さな流れに並んで生えている。中部地方から北の日本海側が本来の野生地である。ところが、最近は各地に植えられて、自然分布かどうか混乱してきた。ミズバショウ属は、北米大陸の黄色の花と2種類だけだが、サトイモ科は世界で1,800種もあり、主として熱帯に多い。しかも、サトイモ(里芋)は東南アジアが起源の古い作物である。
写真6-79 ミズバショウ