① エゾノミズタデ(蝦夷の水蓼、タデ科)
東北地方から北海道、北半球に広く分布する水草だが、本州では飛んで飯綱高原の大池だけに生えている。かつては、若槻の田子(たこ)池も全面がおおわれていたというが、今はまったく見られない。なぜ植物はこのような飛び地で生育するのだろうか。最近、各地の湖水で増えている外国産のコカナダモは、水鳥の足について広がっているという。
写真6-85 エゾノミズタデ