(1) オオバコ群落

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市内の道路のほとんどは舗装されており、地面がむき出しの道路は、周辺の山間地にわずかに見られるのみとなった。

 群落の構造は図6-14のようになっており、人や車輪に踏みつけられる場所は裸地になりやすいが、踏まれても育つオオバコ群落ができる。この群落は踏みつけに強いオオバコ、シロツメクサ、カゼクサ、クサイなどによって区分される。道路の両端に近づくほど、人や車輪で踏まれる回数が少なくなるため、草丈の高くなるヨモギ、メドハギ、ヒメジョオンなどが多く生育する。


図6-14 オオバコ群落の断面模式図

 舗装される以前の路上の植物群落には、オオバコ群落がふつうに見られた。


写真6-119 オオバコ群落(浅川北郷)