水田の水を落として、稲刈りが終了し、翌春耕すまでの期間に見られる水田植物群落である。構成種(群落を構成する種)は、土壌の乾湿の差や春の耕作の期間により影響を受けている。
一般にはスズメノテッポウ、タネツケバナ、タガラシ、セリ、ノミノフスマなどが見られる。
稲刈りが終わったあと、春まで水分の多い湿田では、タガラシ、カズノコグサなどの植物がまばらに生育する群落となる。
春早く耕す水田では種類は少なく、早春に開花結実するタネツケバナ、ノミノフスマなどの植物で占められる。
反対に、田植え間際になって耕す水田では、種類が多い。