(1) スズメノテッポウ群落

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 水田の水を落として、稲刈りが終了し、翌春耕すまでの期間に見られる水田植物群落である。構成種(群落を構成する種)は、土壌の乾湿の差や春の耕作の期間により影響を受けている。


写真6-121 スズメノテッポウ群落(柳原)

 一般にはスズメノテッポウ、タネツケバナ、タガラシ、セリ、ノミノフスマなどが見られる。


表6-7 スズメノテッポウ群落

 稲刈りが終わったあと、春まで水分の多い湿田では、タガラシ、カズノコグサなどの植物がまばらに生育する群落となる。

 春早く耕す水田では種類は少なく、早春に開花結実するタネツケバナ、ノミノフスマなどの植物で占められる。

 反対に、田植え間際になって耕す水田では、種類が多い。