(1) トラノオシダ-ツタ群落
構成種には、ツタウルシ、ツタ、ノブドウ、トラノオシダなどが出現している。群落は石垣がつくられた年代や場所、向き、湿り気などによって構成種が変わる。
藤本(とうほん)性(つる性の茎のうち、木質で丈夫なもの)のツタウルシ、ツタは環境に適応して、繁茂している。ほかに、ヨモギ、ヘクソカズラ、トゲチシャ、クサノオなどがふつうに見られる。
表6-14 トラノオシダ群落
写真6-131 トラノオシダ-ツタ群落(松代城跡)