市域のスキー場は、飯綱高原に開設されている。開設された当初は、ヤナギランが優占する群落であったが、その2~3年後からススキ群落となっている。
ヤナギランの群落は、亜高山帯のブナやミズナラを伐採して、表層の有機質の土壌が流出した土地に出現する。
構成種には、ワラビ、ヒメジョオン、クガイソウ、シロヨメナ、オオヨモギ、エゾノギシギシなどがある。飯綱スキー場では、標高1,100m以上の高い場所に生育する。
スキー場が定期的に刈り取りがおこなわれることによって、ススキ群落が持続している。
ススキ群落の構成種には、コウゾリナ、ワレモコウ、アレチマツヨイグサ、ノコンギク、ヨモギ、ヘラオオバコ、ノイバラなどが多い。