市指定保存樹木と樹林

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市内の豊かな緑を守るため平成7年度現在97ヵ所、137本が保存樹木として指定されている。木の種類別にみるとケヤキがもっとも多く、アカマツ、エンジュなどがこれにつぐ。珍しいものでは若穂綿内(小泉善男宅)に株立ちのチョウセンマキ(イヌガヤの変種)がある(写真6-178)。


写真6-178 チョウセンマキ

 保存樹林としては、神社や寺の林が多くあげられているが、52ヵ所、15万586m2(同上現在)と広大である。地域の財産、地球の財産としてたいせつにしたいものである。


表6-33 巨樹・名木と社寺林一覧表(国・県・市指定天然記念物)


図6-30 長野市の天然記念物分布図(植物)


写真6-169 塩生(しょうぶ)のエドヒガン


写真6-170 天照寺のイロハカエデ


写真6-171 国見のイチイ


写真6-172 光林寺大門の松並木(アカマツ)


写真6-173 西条のカヤ(八房榧)の実


写真6-174 湯福神社のケヤキと花


写真6-176 七二会(なにあい)守田神社の神木(スギ)


写真6-180 飯綱原のシラタマノキ


写真6-181 矢沢家のヒムロ


写真6-182 余五将軍駒つなぎのイチイ

 若槻吉(よし)区にあった千載松(せんざいまつ)(樹齢300~400年)は枯死したが、二代目として跡地に7本のアカマツが植えられ、だいじに育てられている(写真6-179)。


写真6-179 千載松の二代目