日本へは、世界各地から外来植物が多量に輸入されている。そのうえ、庭園・公園植物の品種改良もいちじるしく進み、年々多くの園芸品種が誕生している。
多くの外来種・園芸品種は、とかくはやりすたりがあって、昭和の中ごろにはカイヅカイブキ(外来種)が大流行した。しかし、このカイヅカイブキは果実の赤星病の発生樹とわかり、昭和の終わりには新規植栽の中止、他種植えかえが指示されて少なくなっている。ところが、昭和の後期からやはり外来種のアメリカハナミズキ、アベリア、セイヨウキズタなどが大流行、ナツツバキ、セイヨウシャクナゲの流行が始まっている。また、草花のシバザクラ、マツバギク、ジャーマンアイリスなども流行してきた。そのうえ、外来種は庭園・公園にもよく植えられている。