21世紀は、ビオトープ時代の到来といわれる。小動物と人間の共生空間(緑地)の造成が求められ、都市公園でも、ビオトープ化の公園計画が必要である。
すでに市内の公園でも、小鳥を呼ほうとソヨゴ、クロガネモチ、タチバナモドキ、クヌギ、ナナカマド、エノキ、ガマズミ、ニシキギ等々、多くの誘鳥木(ゆうちょうぼく)が植栽されている。また、蝶(ちょう)を公園にとエノキ(オオムラサキ・ゴマダラチョウなどの食餌木(しょくじぼく))、キハダ(ミヤマカラスアゲハなどの食餌木)、ネムノキ(キチョウの食餌木)などが植栽されている。しかし、今後はさらに多くの動物の食餌、吸蜜(きゅうみつ)、吸汁など、ビオトープを目的とした植栽計画が求められている。