(1) 多様化する街路樹

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街路樹や並木がもつ機能は、通行者に対する緑陰の提供、都市景観の向上、道路景観の向上、住民に対する防風・防寒・大気浄化・騒音防止など環境保全、防火や類焼防止などの防災、野鳥のねぐら・営巣地の提供など多様である。

 市内の主な道路にはほとんど街路樹や並木があり、その植栽方法や樹種も最近は多様化している。

 植栽されている樹種は、ケヤキ、アメリカハナミズキ、シダレヤナギなどで、使用されている種は表6-36のとおりである。


表6-36 多様化している街路樹


写真6-194 ソメイヨシノの花が美しい桜並木


写真6-195 よく生育しているプラタナスの街路樹


写真6-196 昭和時代に流行したアメリカハナミズキの街路樹

 このように、街路樹も年々植栽樹種が多様化し、外来種の増加が多くなっている。

 植栽方法は、①高木だけで植える、②高木・中木・下木の組み合わせで植える、③高木・下木の組み合わせで植える三通りがある。また、1路線(通り)1種統一によるものと複数種の組み合わせによる街路とがある。


表6-37 長野市内の主な街路樹