ヤマネ (齧歯(げっし)目 ヤマネ科)

433 ~ 434

小型のネズミくらいの大きさで、頭はネズミ、尾はリスに似ている。背中に黒い筋のあるのが特徴である。ヤマネは日本の特産種で、一科一属一種の哺乳動物であり、1975年(昭和50)に国の天然記念物に指定されている。ヤマネは冬眠をする哺乳動物としても有名である。冬眠中は頭を後足と尾で包み丸くなってしまう。ヤマネの冬眠は体温を下げての冬眠であり、クマの冬眠とはその仕組みが違っている。


写真7-11 木を登るヤマネ

 信州の高原では、ヤマネが別荘にもぐりこんでくる例が多い。また、小鳥の巣箱をよく使うことも知られている。

 長野市でも飯綱高原の別荘地や小鳥の巣箱に入っているのが目撃されている。