・チゴハヤブサ
チゴハヤブサの日本における繁殖地は、今まで北海道・青森・宮城県などで知られている。1994年に栗田のゴルフ練習場の鉄柱のハシボソガラスの巣に営巣しているのが発見された。8月3日に雛(ひな)2羽、卵1個を確認した。雛2羽は8月29日と30日に巣立った。1995年にも同じ巣で繁殖行動が見られたが、繁殖は成功しなかった。
写真7-46 チゴハヤブサ上-求愛給餌(きゅうじ)中-鉄柱上の巣下-ふ化後7日目の雛(ひな)
世界の同緯度では広く分布するが、現時点では日本の最南の繁殖例として注目される。