折々に姿を見せる鳥たち

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スズメやムクドリのように常時顔を合わせるなじみの鳥に対して、特定の場所でしか見られなかったり、不意にあらわれて楽しませてくれたりする鳥がいる。春・秋の渡りの時期には、住宅地の木立にウグイスやノゴマ、ジョウビタキなどが立ち寄り、市街地の秋空高くサシバというタカが群れで渡っていくこともある。冬の公園にはアオジやミヤマホオジロ、ウソなど、春にはイカルやメジロの群れが姿を見せてくれる。レンジャク類やハギマシコも待たれる鳥である。かれらは冬季に何年かおきに周期的に訪れる鳥である。ヒレンジャクとキレンジャクは単独群や混群で百、二百羽とまとまり果樹園や街中を移動し、ハギマシコは特定の傾斜地果樹園に大挙出現する。


写真7-51 ヒレンジャク・キレンジャク


写真7-52 ハギマシコ