3 河川の鳥

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 市内には、千曲川、犀川といった大きな河川が流れている。犀川と合流するまでの千曲川は、川幅500mほどで、流路は安定し下流域の河川形態をしているが、合流後は川幅が1,000mほどに広がり、流れは蛇行し中流域の形態となる。

 1992年(平成4)から93年にかけ、千曲川屋島橋から村山橋にかけての長野市側に2kmのコースを設定し、歩きながら観察された鳥の種類と数を記録する線センサス調査を各月1回おこなった。また、繁殖期には、この地域を中心に河川敷内で繁殖する鳥の巣をできるだけ発見する調査をおこなった。さらに、この地域以外の千曲川と犀川については、不定期に訪れて鳥類の確認につとめるとともに、過去の生息確認に関する文献調査もおこなった。


写真7-65 村山橋から見た上流の千曲川