観察個体数と観察頻度

458 ~ 459

2年間の線センサス調査で、延べ4,316羽の鳥が観察された。1回の調査あたりもっとも多く観察されたのは、1993年(平成5)11月の484羽、もっとも少なかったのは1992年8月の43羽である。


図7-16 観察個体数の季節変化
各月1回おこなわれた線センサス調査で観察された合計羽数を示す

 観察個体数は、2年間ともに冬の時期に多く、春の訪れとともに減少し、夏にもっとも少なくなり、秋に増加している。

 観察数の合計がもっとも多かったのはカワラヒワで、以下ムクドリ、シメ、イワツバメ、スズメ、カシラダカの順であった。

 年間とおしての出現頻度がもっとも高かったのはアオサギで、24回中23回(96%)観察された。以下、キジバト、カワラヒワ、カワセミ、モズ、ホオジロ、セグロセキレイ、トビ、ハシボソガラス、カイツブリの順であった。


表7-3 千曲川でよく観察される鳥


表7-4 観察頻度


写真7-67 タデの実を食べるカワラヒワ
千曲川ではもっとも多く観察される鳥である