タゴガエル

473 ~ 474

タゴガエルは、飯綱高原などの山地に生息するカエルで、沢筋に沿った森林の林床で生活している。繁殖期は、5~6月で、沢筋にある伏流水(水流が地下にもぐっているところ)などで産卵をおこなう。石の下から、「クックックッ」とささやくような声で鳴く。石の下に卵を産むため、卵塊の卵数は50~100個と少なく、卵のサイズは3~4mmと他のカエルのものよりやや大きい。繁殖期のタゴガエルの皮膚は、ぶよぶよとたるむのが特徴である。


写真7-106 タゴガエル (繁殖期で皮膚がたるんでいる)


写真7-107 タゴガエルの卵塊