トウキョウダルマガエルは、水田などでふつうに見られるカエルで、トノサマガエルの近縁種である。
一般に、トノサマガエルと混同されているが、トノサマガエルの黒い斑紋がくっつき合っているのに対し、トウキョウダルマガエルの斑紋は一つ一つ独立している。また、関西地方にはトウキョウダルマガエルとよく似たダルマガエルという近縁種が分布している。長野県内の3種の分布は図7-19のようになっている(下山1986)。
下山(1986)によると、本種の雄は水田の特定の場所に集結し、自分のまわり半径1mほどをなわばりとして、雌が通るのを待ちうけるという。