砂泥底の環境に適応した魚

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砂泥底の多い河川では、味蕾(みらい)を備えたひげや固い咽頭歯をもつコイ科の魚や、ドジョウ、ナマズなどが多く見られる。コイやカマツカなどは味蕾の発達した口ひげなどを使って、川底の砂や泥のなかに生息する貝類、ヒル類、イトミミズなどを探しあて、固い咽頭歯を使って吸引摂餌(せつじ)する。また、ナマズは長いひげを伸ばし、それに触れた獲物を大きな口で一気に飲みこむように捕食する。


写真7-129 2対の口ひげをもつコイ


写真7-130 口ひげと唇のまわりにある味蕾をたよりに吸引摂餌するカマツカ


写真7-131 汚濁や富栄養化にも強いニゴイ


写真7-132 1対の口ひげをもつタモロコ