7 絶滅の危機に瀕(ひん)している魚
シナイモツゴ、ヤリタナゴ、ホトケドジョウ、アカザ、メダカ、カジカなどは、河川のU字溝化やコンクリート化による護岸工事などの急激な環境変化や、オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギルなど魚食性の強い外来魚の移殖などによって、そのすみかを追われ、絶滅の危機に瀕している種である。とくにホトケドジョウは、1989年(平成元)以降生息が確認されていない。
写真7-155 篠ノ井の小川で生息が確認されたヤリタナゴ
写真7-156 絶滅が危惧されるホトケドジョウ
写真7-157 裾花川や犀川などで生息が確認されたアカザ
写真7-158 河川改修などによって激減しているメダカ