千曲川や犀川で育つサクラマス

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ヤマメの一部の個体は、1~2年間の河川生活ののちに、海にくだって大型のサクラマスになる。降海した個体は一冬を過ごしたあと、春に再び生れ育った川に回帰する習性が知られている。

 海との行き来を絶たれたサクラマス(降海型のヤマメ)のなかには、ダム湖で成長してサクラマス化し、春の雪解けや梅雨の増水期に支流に遡上(そじょう)する個体(湖沼型のサクラマス)がいる。


写真7-159 ダム湖で成長した湖沼型サクラマス