春のセミ

496 ~ 496

春一番早くから鳴くセミは、山麓のアカマツ林にいるハルゼミで、4月下旬には、日当たりのよい場所で鳴きだし、鳴き終わるのは6月下旬である。ハルゼミはアカマツの樹液を吸い、日中ミョーン、ミョーンとかムゼームゼーと合唱している。

 5月下旬になると、標高800mより高い場所のカラマツ林で、エゾハルゼミがミョーキン、ミョーキン、ケケケケケ…と鳴きだすが、合唱する習性があるので騒々しく聞こえる。


写真7-188 ハルゼミの雄