市の花であるリンゴの木が老木になると、ゴマダラカミキリ、ウスバカミキリ、クワカミキリなどが幹に食い入り樹勢を弱めたり、ひどいときには木を枯らしてしまう。老木の幹を空洞にしてしまうのが、大型のウスバカミキリで、多いときには写真7-227のように1本の老木の幹に30匹もの幼虫が入っている。
成虫があらわれるのは7月から8月で、めすは1度に100個近い卵を幹のなかに産みつけ、成虫になるのに2年かかっている。成虫は夜行性なので、夜リンゴ園をまわると幹にいる成虫がおもしろいように捕れる。
リンゴ園のカミキリ類