雌の体長は30mm。頭と胸に黄褐色の長い毛を密生し、足はじょうぶで短く、長いとげの列があり、触角も太く短い。
初夏から秋にニラ、アザミ、イヌタデなどの花に蜜を求めて飛びまわる。雌は腐葉土の多い畑やエノキくずを入れた畑、野原の地面を歩きまわり、土のなかにいるコガネムシの幼虫を探しあてる。頑丈な足と頭・口などで地中を掘り進み、コガネムシの幼虫にたどりつく。幼虫の胸に針を刺し麻酔をかけ、幼虫の体の表面に1個の卵を産みつける。
ふ化したハチの幼虫はコガネムシを食べて成長し、土のなかでまゆをつくり蛹・成虫となって地上に飛びだしてくる。コガネムシの天敵として、アメリカの農場では本格的に研究利用されているハチである。