河川や湖沼は天候のわずかな変化によって水が干あがったり、増水したりするなど気象の影響を受けやすい環境である。
淡水に生息する貝類のなかには、モノアラガイやサカマキガイなどのように肺で呼吸をし、水の外でもしばらく生きのびることができる貝がいる。また、カワニナ、マルタニシ、マシジミなどのように体内で卵を孵化(ふか)させ、殼のある稚貝を産んだり、モノアラガイやサカマキガイなどのように、寒天質の袋に入った卵を産んだりして、きびしい環境のなかでもより多くの子孫を残せるように進化した種もいる。
(1) 乾燥や増水に耐えて生きる貝
河川や湖沼は天候のわずかな変化によって水が干あがったり、増水したりするなど気象の影響を受けやすい環境である。
淡水に生息する貝類のなかには、モノアラガイやサカマキガイなどのように肺で呼吸をし、水の外でもしばらく生きのびることができる貝がいる。また、カワニナ、マルタニシ、マシジミなどのように体内で卵を孵化(ふか)させ、殼のある稚貝を産んだり、モノアラガイやサカマキガイなどのように、寒天質の袋に入った卵を産んだりして、きびしい環境のなかでもより多くの子孫を残せるように進化した種もいる。