(1) 自然公園

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長野県内には、国立公園4地域、国定公園3地域、県立自然公園6地域が指定され、県全体の面積の約21%を占めている。長野市内では飯縄山が、1956年(昭和31)に上信越高原国立公園の拡張区域として追加指定された。国立公園とは、わが国を代表する自然の風景地であって、保護するとともに広く利用を進め、野外レクリエーションなどが楽しめるよう、国が指定し管理する自然公園である。

 長野市分の公園区域は、飯綱高原のバードライン南側から飯縄東山麓線の市道沿いに、上部一帯の地域が指定された。いずれも特別地域であり、風致景観保護の立場からさらに1~3種の地域区分があり、主な利用施設として、車道、歩道、園地、宿舎、運動施設、スキー場などが整備されている。また、飯綱高原には別荘、保養所等の施設が点在し、四季にわたって多くの利用者が訪れている。


写真8-6 高妻山から飯縄山遠望


図8-2 自然公園の配置図(長野県1992)