③ 水面・河川・水路

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 長野市は、急峻(きゅうしゅん)な山岳に囲まれており、降雨時には雨水が短時間のうちに下流低地部に集中するため、中小河川の氾濫(はんらん)によって、住宅の浸水や農地の冠水などの被害がたびたび生じている。このような地形条件に加え、都市化の進展によって水田や農業用排水路が減少し、保水機能が低下している。

 今後の都市化の進展に対応して安全な国土を形成するため、河川整備やダム建設に必要となる用地を計画的に確保する。

 市街地を流れる中小河川の親水性を高めるとともに、千曲川、犀川の広大な河川敷について、農業的土地利用との調整のもとに、スポーツ、レクリエーションなど市民の多様な要望に対応した活用をはかる。また、河川敷のうち野鳥や昆虫が生息する植生については、市街地にもっとも近い貴重な自然地として適切に保全する。


写真8-12 悠然と流れ下る千曲の大河(赤坂橋より下流を望む)