例言

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一 長野市誌歴史編近世は、慶長三年(一五九八)上杉景勝の会津移封から明治維新にいたるまでの現長野市域の歴史を二巻にわけて記述する。

一 二巻のうち本巻では、主として近世の前期から中期にいたる時代を扱い、つぎの七章を立てた。

 第一章 北信濃の幕藩支配の成立

 第二章 松代藩と諸領の政治

 第三章 善光寺領の政治

 第四章 町と村

 第五章 農業と諸産業

 第六章 水と山の利用

 第七章 街道と宿駅

一 記述は、原則として常用漢字、現代かなづかいによった。ただし、地名、人名、歴史的用語などで常用漢字にないものは正字体を用いた。

一 難読または誤読のおそれのある漢字には、適宜ふりがなをつけた。

一 史料を引用する場合は、原則として読みくだし文、または要約文、意訳文などにあらためた。

一 記述に用いた文書名や文献名は、重要な場合にかぎって「 」や『 』を付して記し、また所蔵者・提供者を示した。そのうち左の書目および所蔵者などは略記した。

 『信濃史料』第十八巻一四〇頁~一四七頁       →『信史』⑱一四〇~一四七頁

 『新編信濃史料叢書』第十五巻五八頁         →『新史叢』⑮五八頁

 『長野県史』近世史料編 第七巻 北信地方 史料番号五→『県史』⑦五

 『長野県史』通史編 第四巻              →『県史通史』④

 『長野市誌』第十三巻 資料編 近世 史料番号二三四  →『市誌』⑬二三四

 『長野市誌』第十巻 民俗編              →『市誌』⑩民俗編

 『長野県町村誌』北信篇               →『町村誌』北信篇

 『長野県教育史』第八巻               →『県教育史』⑧

 『信濃国松代真田家文書』              →『松代真田家文書』

 『信濃国埴科郡松代伊勢町八田家文書』        →『松代八田家文書』

 長野市誌編さん室『松代藩災害史料松代真田家文書勘定所元〆日記抄』11→災害史料⑪

 長野市立博物館蔵                  →長野市博蔵

 長野県立歴史館蔵                  →県立歴史館蔵

 国文学研究資料館史料館蔵              →国立史料館蔵

 長野市教育委員会提供                →市教育委員会提供

一 歴史的地名のうち、わかりにくいと思われるものには( )内に現地名を記した。

一 年号は、日本年号を用い、適宜( )内に西暦年を記した。

一 人名の敬称は、原則として省略した。

一 写真・図・表には各章ごとに通し番号を付し、典拠、所蔵者、提供者などを記した。

一 巻末に、本巻にかかわる歴史編近世史専門部会部員・調査執筆員名簿および執筆分担を記した。また、長野市誌にかかわる平成二年度から同十二年度までの監修者、刊行委員、編さん準備委員、編さん委員、調査協力員、事務局・編さん室職員の各名簿を載せた。