支配のしくみ

233 ~ 233

大勧進・大本願にはそれぞれ寺役人がいて、民政も担当した。町方役人の上位者は町年寄だった。そのもとに八町三ヵ村の庄屋があった(図1)。


図1 寺領の支配のしくみ

 門前二町(横沢町・立町)はそれぞれ大勧進と大本願に直属していて、町年寄の支配下ではなかった。医者・神主・被官なども、それぞれ両寺直属で、町年寄の支配下ではなかった。三寺中の僧は役人になることはなく、寺領の統治にもかかわらなかった。