1. [口絵]
  2. 刊行のことば
  3. 緒言
  4. 例言
  5. 長野市誌 第四巻 歴史編 近世二 目次
  6. 第八章 商品流通の発達
    1. 第一節 善光寺平の定期市と市場争論
      1. 一 善光寺十二斎市と大門町
        1. 大門町と他町の市をめぐる争い
        2. 上大門町と下大門町の争い
        3. 善光寺市の取り引き商品
      2. 二 善光寺堂庭商人の活動と組織
        1. 堂庭商人と小屋見世
        2. 堂庭商人の諸相
      3. 三 松代領の定期市
        1. 松代町の定期市
        2. 笹平の定期市
        3. その他の定期市
        4. 松代領の馬市
    2. 第二節 善光寺平市場圏の確立と展開
      1. 一 商圏の変化と農村商人の活動
        1. 領外市場との取り引き
        2. 木綿・油・煙草仲間の結成
        3. 穀物・酒造仲間の結成
        4. 各種商人仲間の結成
      2. 二 江戸奉公人の供給と善光寺商人
        1. 江戸奉公人の供給と信州
        2. 奉公人の源流と近世社会
        3. 善光寺抱元と善光寺門前町人
        4. 幕政改革と奉公人統制
        5. 江戸出稼ぎ奉公人の実態
      3. 三 町続き地の拡大
        1. 善光寺町と町続き地の商業
        2. 善光寺町と町続き地の商業紛争
        3. 松代城下町と町外町の商業
    3. 第三節 商家経営と権堂水茶屋
      1. 一 御用商人八田家の商家経営
        1. 伊勢町八田家の来歴
        2. 八田家の経営
        3. 文化・文政年間の八田家の経営
        4. 文政期の家政改革
        5. 幕末期の八田家の経営
        6. 八田家の奉公人
      2. 二 町続き地権堂村と水茶屋の繁盛
        1. 茶屋商売の成立と増加
        2. 茶屋の仲間と組織
        3. 遊女
    4. 第四節 貨幣経済の発展
      1. 一 村に入る貨幣
        1. 市の変化と貨幣経済
        2. 現金の入手時期
      2. 二 村の消費生活
        1. 一年の消費生活
        2. 盗難にみる日常の品々
      3. 三 村における金融
        1. 村における金融の成立
        2. 頼母子・無尽
        3. 村金貸し付け制度
        4. 質屋の拡大
      4. 四 正貨と私札
        1. 江戸時代の正貨
        2. 松代藩の藩札
        3. 善光寺町の町村札
        4. 商品札
  7. 第九章 水害と諸災害
    1. 第一節 戌の満水とさまざまな水害
      1. 一 寛保二年の戌の満水
        1. 降雨・洪水の状況
        2. 千曲川本流域の洪水と被害
        3. 松代城下と支流域の水害
        4. 犀川・煤鼻川・浅川流域の被害
        5. 水害への対応
      2. 二 たびかさなる水害
        1. 戌の満水以前のおもな洪水
        2. 宝暦・明和・安永期の大洪水
        3. 天明・寛政期の御普請所・用水堰被害
        4. 文化元年以降の大洪水
    2. 第二節 凶作と飢饉
      1. 一 気象災害と山抜け
        1. 風雨・降雹による災害
        2. 旱魃
        3. 雪害と凍霜害
        4. 山中の山抜け
      2. 二 江戸期における飢饉
        1. 全国の飢饉状況
        2. 長野市域の飢饉
      3. 三 市域における天明の飢饉
        1. 天明の浅間大焼け
        2. 天明の飢饉状況
        3. 村々の対応
        4. 松代藩などの対応
      4. 四 市域における天保の飢饉
        1. 天保の飢饉状況
        2. 村と町の対応
        3. 菊屋八田家の施行と飯山米の買いつけ
        4. 松代藩と善光寺役所の対応
    3. 第三節 善光寺地震
      1. 一 江戸時代における地震
        1. 地震災害とおもな地震
        2. 善光寺地震の発生
        3. 善光寺町の被害
        4. 善光寺町の人的被害
        5. 山崩れなどの被害と堰止め湖の崩落
        6. 在方と城下町の被害
        7. 松代領の人的被害
      2. 二 地震後の救済と復旧
        1. 松代領・善光寺領の救済と復旧
        2. 用水・農業生産の復旧
        3. 善光寺町の復旧
        4. 善光寺地震の記録
        5. 善光寺地震の供養と石造物
    4. 第四節 治水の進展
      1. 一 江戸幕府の治水対策
        1. 洪水の多発と治水
        2. 治水の仕方と方法
      2. 二 松代藩の治水対策
        1. 洪水と国役普請願い
        2. 川除け普請の方法
        3. 洪水の増加と水防
  8. 第一〇章 民衆信仰のひろがり
    1. 第一節 善光寺信仰
      1. 一 本堂・諸堂の再建と出開帳
        1. 善光寺本堂の再建
        2. 三門・経蔵・仁王門などの再建
        3. 出開帳と善光寺信仰のひろがり
        4. 御回向と大勧進等順の布教
        5. 善光寺信仰の出版と文芸
      2. 二 善光寺参りの増大
        1. 善光寺道
        2. 善光寺講と院坊
        3. 旅籠屋と木賃宿
        4. 権堂の水茶屋
    2. 第二節 戸隠信仰と飯縄信仰
      1. 一 戸隠参詣の増加
        1. 戸隠山神領の山内構成
        2. 三院衆徒の推移
        3. 御師の活躍と参詣人の増加
      2. 二 飯縄信仰
        1. 飯縄信仰と千日大夫
        2. 近世の飯縄神領と飯縄山論
        3. 飯縄信仰の衰退
    3. 第三節 皆神山修験道と里修験
      1. 一 皆神山和合院
        1. 本山派の組織化と皆神山和合院
        2. 和合院支配の拡大
        3. 和合院と末院の争い
      2. 二 里修験
        1. 諸派の里修験
        2. 加持祈祷と医療
    4. 第四節 村の神々と仏たち
      1. 一 村と家の神々
        1. 村の神々
        2. 産土社の成立
        3. 屋敷神と家の神
      2. 二 講の活動と神々の勧請
        1. 御師の巡村と講
        2. 伊勢講の維持と代参
        3. 神社の造営と新規勧請
        4. 式内社と社号昇格
        5. 神葬祭
      3. 三 寺と堂・庵
        1. 寺領と寺請制
        2. 寺入りと寺の執り成し
        3. 村の堂・庵
        4. 流行神仏・念仏行者・札所巡り
  9. 第一一章 武士・庶民の暮らしと文化
    1. 第一節 松代城下の武士と町民
      1. 一 武士の暮らし
        1. 松代藩の年中行事
        2. 舞鶴山両宮
        3. 家中の相続と格式
      2. 二 城下町の生活
        1. 城下町の年中行事
        2. 天王祭礼
        3. 町の生活の変化
    2. 第二節 武士の学芸
      1. 一 士大夫の学芸
        1. 京へのあこがれ
        2. 信之と連歌
        3. 松代藩主の学芸
        4. 歴史意識への関心
      2. 二 儒学の伝統
        1. 儒書講釈の開始
        2. 松代三山
        3. 漢詩文と能書家
      3. 三 さまざまな芸能・諸芸
        1. 松代の能囃子
        2. 謡曲と北信流
        3. 松代の雅楽
        4. 茶の湯・立花・園芸
        5. 松代藩絵師
        6. 蹴鞠の流行
        7. 囲碁の関山仙太夫
    3. 第三節 善光寺町民の暮らしと文化
      1. 一 善光寺と善光寺町年寄役の年中行事
        1. 善光寺の年中行事
        2. 善光寺町年寄役の年中行事
      2. 二 町民の暮らしと婚礼
        1. 町民の暮らし
        2. 町民の婚礼
      3. 三 善光寺町の祭礼と町民
        1. 祗園祭
        2. 御柱祭
      4. 四 善光寺町の文人
        1. 文人墨客の善光寺参詣
        2. 『信上当時諸家人名録』に見る文人
        3. 塚田大峯と慈延
        4. 善光寺境内の碑文
        5. 北信濃における出版
      5. 五 国学のひろがり
        1. 松代藩の国学
        2. 荒木田久老と清水浜臣
        3. 国学者岩下桜園
    4. 第四節 村人の暮らしと文化
      1. 一 村の男と女の一生
        1. 婚礼と村の女たちの活躍
        2. 子どもの出生と成長
        3. 余暇を楽しむ村人たち
        4. 余興に奔走する若者たち
      2. 二 祭りと相撲
        1. 善光寺堂庭で雷電相撲興行
        2. 平林若者組奉納相撲
        3. 相撲行司木村庄之助
        4. 善光寺境内の二十山供養塔
        5. 前頭筆頭の君ケ嶽助三郎
      3. 三 村の文雅
        1. 村の生花師匠
        2. 村の絵師
      4. 四 心学のひろがり
        1. 心学のひろがり
        2. 清水春斎と近藤龍徳
      5. 五 和算の発達
        1. 村や町の和算
        2. 最上流和算と松代
      6. 六 村や町の医療
        1. 病気と民間薬
        2. 医薬の普及と神農講仲間
        3. 医師の修行と医学輪講
      7. 七 地域蘭学の展開
        1. 平賀源内と青山仲庵
        2. 在村蘭方医の出現
        3. 佐久間象山の科学的研究
        4. 村上英俊の仏学
        5. 蘭薬治療と顕微鏡
      8. 八 俳諧と諸芸
        1. 一八世紀の北信俳壇
        2. 文化・文政期の善光寺俳壇
        3. 俳諧の大衆化
      9. 九 和歌と狂歌
        1. 武人の和歌から庶民へ
        2. 狂歌から俳諧歌へ
    5. 第五節 寺子屋と文武学校
      1. 一 寺子屋のひろがり
        1. 文書の世界のひろがりと教化施策
        2. 寺子屋の増加と師匠
        3. 寺子と往来物など
      2. 二 文武学校
        1. 文武学校の設立
        2. 文武学校の授業とその変遷
  10. 第一二章 建築と石造物
    1. 第一節 善光寺の建築
      1. 一 本堂の再建
        1. 寛文の如来堂
        2. 元禄・宝永再建の出開帳と境内造営
        3. 造営前期の人的組織と工事
        4. 後期の造営組織と作事
      2. 二 本堂の建築
        1. 撞木造り
        2. 本営内部の空間構成
        3. 本堂の建築様式
      3. 三 三門と経蔵・鐘楼・仁王門
        1. 三門の造営
        2. 三門の建築
        3. 経蔵の建築
        4. 鐘楼
        5. 仁王門
        6. まぼろしの五重塔
    2. 第二節 松代の建築
      1. 一 真田家の霊屋
        1. 真田信重霊屋
        2. 真田信之霊屋
        3. 真田信弘霊屋および表門
        4. 長国寺開山堂(真田幸道霊屋)
      2. 二 寺院建築と武家屋敷
        1. 大英寺(本堂・表門)
        2. 開善寺経蔵
        3. 林正寺本堂および表門(旧真田信政霊屋)
        4. 旧横田家住宅
    3. 第三節 石造物
      1. 一 市域の石造物の概要
        1. 年代による造立数の推移
        2. 市域の庚申塔
        3. 市域の道祖神
      2. 二 信仰と石造物
        1. 道祖神の祭り
        2. 流行神と石碑
        3. 岩船地蔵の流行
        4. 徳本行者の六字名号塔
      3. 三 石工と石材
        1. 石工
        2. 石材
  11. 第一三章 支配の動揺と町・村
    1. 第一節 頭立による村落秩序とその変質
      1. 一 商業的農業の展開
        1. 『長野県町村誌』からみた四郡の特色
        2. 木綿生産の展開と善光寺周辺の木綿布仲間
        3. 松代町の木綿仲間
        4. 養蚕業の展開
        5. 紙生産の展開
        6. 蚊帳麻布生産と産物会所
      2. 二 松代藩における頭立とその変化
        1. 肝煎から名主へ
        2. 頭立の設置とその変化
        3. 頭立体制の危機
        4. 百姓の階層変化
        5. 頭立と小前の対立
      3. 三 塩崎知行所枡騒動と善光寺町米騒動
        1. 枡騒動の原因と経過
        2. 枡騒動の結末
        3. 善光寺町米騒動
    2. 第二節 藩政改革と民衆
      1. 一 『日暮硯』の恩田木工像
        1. 『日暮硯』とは
        2. 藩内における恩田評価
      2. 二 原八郎五郎と足軽騒動
        1. 藩財政の状況
        2. 寛保改革と月割り上納制
        3. 原八郎五郎の登場
        4. 足軽騒動
      3. 三 田村半右衛門の政治と民衆
        1. 田村半右衛門の諸政策
        2. 田村騒動
      4. 四 恩田木工の宝暦改革
        1. 改革グループの誕生
        2. 未進金の処理
        3. 月割り上納制の成立過程
        4. 肝煎名改称政策
    3. 第三節 殖産興業政策と村
      1. 一 蓄積される負担と新しい問題
        1. 難渋村御手入れ
        2. 天明の飢饉と松代藩
        3. 天明山中騒動
      2. 二 糸会所の設置と城下町政策
        1. 幸貫入部時の藩財政
        2. 御繰り廻し金
        3. 養蚕業の展開と糸市出入り
        4. 松代の糸市と糸元師
        5. 城下町松代の取り立て
        6. 糸会所の成立と挽子の保護・育成
        7. 糸会所の金融活動
    4. 第四節 文政から嘉永期の松代藩政
      1. 一 真田幸貫の登場
        1. 高まる外圧
        2. 挙藩軍事体制の構築
      2. 二 幸貫の幕政参加と佐久間象山
        1. 幸貫の老中就任
        2. 佐久間象山の海防策
        3. 象山、吉田松陰の密航事件に連座
      3. 三 松代藩の軍備増強策
        1. 幸貫の軍備充実策
        2. 松代藩の軍事体制と象山
        3. 二つの政治集団と象山
      4. 四 新たな殖産興業政策とその破綻
        1. 産物会所の設置
        2. 売り捌き所の設置
        3. 象山の三ヵ村利用掛就任
        4. 沓野騒動の発生
        5. 課業銭の新設
        6. 嘉永山中騒動
      5. 五 幸貫路線の転換
        1. 幸貫・頼母派への批判の表面化
  12. 第一四章 幕末動乱と北信濃
    1. 第一節 黒船来航
      1. 一 黒船来航と松代藩
        1. 佐久間象山浦賀へ
        2. 御殿山警衛の志願
        3. 国元の動向
        4. 横浜警衛
      2. 二 諸藩の動向
        1. 上田藩の動向
        2. 須坂・椎谷・飯山藩の動向
      3. 三 庶民と寺社の動向
        1. 松代領村々の夫役負担
        2. 寺社の祈祷と梵鐘供出
    2. 第二節 開港後の物価騰貴と庶民生活
      1. 一 物価の騰貴
        1. 横浜開港と物価騰貴
        2. 北信諸領の米相場
      2. 二 物価騰貴と人びとの生活
        1. 物価騰貴と庶民
        2. 諸職人の賃金
    3. 第三節 和宮通行と助郷
      1. 一 和宮の通行
        1. 和宮の東下
        2. 諸藩の分担
      2. 二 和宮通行の助郷
        1. 助郷の動員
        2. 助郷の難渋
    4. 第四節 長州戦争と百姓の負担
      1. 一 長州戦争と松代藩・上田藩
        1. 松代藩と長州出兵
        2. 上田藩の左右備え
      2. 二 長州戦争による百姓の負担
        1. 上田藩川中島領の調達金
        2. 塩崎知行所の負担
    5. 第五節 象山・昭道と松代藩の諸改革
      1. 一 佐久間象山と長谷川昭道
        1. 真田幸貫と佐久間象山
        2. 長谷川昭道の動向
      2. 二 松代藩の諸改革
        1. 幸貫から幸教へ
        2. 派閥抗争と改革
      3. 三 京都政情と藩論
        1. 佐久間象山の京都での活躍と暗殺
        2. 幕末各藩の動き
    6. 第六節 民衆の動向
      1. 一 幕末政情と百姓の負担
        1. 松代藩の京都警備と夫役
        2. 王政復古と松代・須坂藩
        3. 幕末諸藩の動向
      2. 二 世情の動向
        1. 天変地異
        2. 村々の動向
        3. 善光寺町の窮迫と震災復興
  13. 付録(1) 北信濃の所領分布図 慶応四年
  14. 付録(2) 度量衡・通貨表
  15. あとがき
  16. 近世史専門部会部員・調査執筆員
  17. 執筆分担
  18. 監修者
  19. 刊行委員
  20. 編さん準備委員
  21. 編さん委員
  22. 調査協力員
  23. 事務局・編さん室職員
  24. [奥付]