例言

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一 長野市誌歴史編近現代は、明治維新から平成期の現在までおよそ一三〇年間における現長野市域の歴史を三巻にわけて記述する。

一 その三巻のうち本巻には、明治維新から明治四十年までの内容を収め、およそ年代順につぎの章を設け記述した。

  第一章 長野における明治維新(明治維新から同十年まで)

  第二章 郡編制・戸長役場と町村民(明治十年代)

  第三章 町村制の施行と町村自治(明治二十年代)

  第四章 長野市制の施行と日露戦争(明治三十年代)

一 記述は、原則として常用漢字、現代かなづかいによった。ただし、地名、人名、歴史的用語などで常用漢字にないものは正字体を用いた。

一 難読または誤読のおそれのある漢字は、適宜ふりがなをつけた。

一 資料を引用する場合は、原則として書き下し文または要約文にあらためた。

一 記述の典拠とした文書名や書籍名は、重要な場合に限って「 」や『 』を付して記した。そのうち左の書目は→以下のように略記した。

  『長野県史通史編第七巻近代Ⅰ』→『県史通史⑦』

  『長野県教育史第十巻』    →『県教育史⑩』

  『信濃毎日新聞』       →『信毎』

一 歴史的地名のうち、わかりにくいと思われるものは( )内に現地名を記した。

一 年号は、日本年号を用い、適宜( )内に西暦年を記した。

一 人名の敬称は、原則として省略した。

一 写真・図表類には、番号を付し、それぞれ典拠、所蔵者、提供者などを記した。

一 巻末に、本巻にかかわる歴史編近現代史専門部会部員・調査執筆員および執筆分担を記した。また長野市誌にかかわる平成二年度から同九年度までの、監修者、刊行委員、編さん準備委員、編さん委員、調査協力員、事務局・編さん室職員の各名簿を載せた。