長野市誌 第五巻 歴史編 近代一 目次

1 ~ 12

口絵

刊行のことば            長野市長 塚田佐

緒言

例言


第一章 長野における明治維新…一

第一節 松代藩・善光寺領から長野県へ…二

  一 東山道軍をめぐる動きと松代藩…二

     偽官軍事件と北信濃  東山道軍と松代藩

  二 松代藩の飯山・北越への出兵…九

飯山の戦い  北越への出兵  北信濃の民衆と戊辰戦争

  三 伊那県・中野県の設置と版籍奉還…二七

伊郡県の設置と松代藩の版籍奉還  信濃県藩連合と松代藩  中野県設置と中之条局の廃止

  四 松代・中野騒動と長野県の誕生…四一

松代・中野騒動と民衆  松代藩の終焉と長野県の誕生

  五 教育と宗教をめぐる動き…五五

郷学校の設置と日新館  神仏分離政策と国学者・神道の動向  善光寺と神仏分離

第二節 新しい行政区画と町村…六九

  一 戸籍区の設置と長野…六九

     戸籍の編成  区長・戸長の任命

  二 大区・小区制の実施…七九

大区・小区制の編制  大区会・小区会と民衆  警察・司法制度のはじまり

  三 大区・小区制下の町村…八七

長野町の成立と町村合併  村共同体の営み  民費と町村財政

第三節 地租改正と松代藩の秩禄処分…九三

  一 地租改正と税負担…九三

壬申地券調べと地租改正  改正事業と農民  官有地の引き戻し運動  地租と農業経営

  二 松代藩の秩禄処分と士族授産…一〇四

     松代藩の禄制改革  秩禄処分  士族の生活と士族授産

第四節 身分制の解体と戸口…一一三

  一 北信濃における身分制の解体…一一三

     四民平等と松代藩  えた・ひにん等廃止令

  二 徴兵令と西南戦争…一一八

     徴兵令と民衆  西南戦争

第五節 産業と社会生活の変貌…一二六

  一 街道・宿駅の変化と産業・用水…一二六

街道の整備  宿駅の廃止と新たな運輸  農業と諸営業  長野石油会社の設立  箱清水村と鑪村の瑪瑙堰

  二 門前町長野と県庁の移転…一四七

     善光寺門前町と長野  県庁移転と長野町の形成

  三 生活の変化と民衆…一五三

人口の動き  開化と民衆の生活  公娼制度と鶴賀新地遊郭

第六節 近代文化のさきがけ…一七一

  一 新しい文化と学校教育のはじまり…一七一

『長野新報』の創刊  民間の力で進められた学校設立  地域性が反映された初期の学校  師範講習所と医員講習所

  二 国民の教化とキリスト教の布教…一九二

国民の教化と教導職  神社の社格決定と廃寺・廃堂  長野県中教院の設立と紛争  明治天皇の巡幸と長野  メソジスト教会の布教


第二章 郡編制・戸長役場と町村民…二一一

第一節 長野県政の展開と郡の編制…二一二

  一 県政・県会と長野町…二一二

長野県庁機構の拡大と長野町  県会・県会議員と長野町  警察と裁判所

  二 上水内・更級・埴科・上高井郡の設置…二三三

     郡編制の実施  郡の設置と吏員  郡政のはじまり

第二節 戸長役場と連合戸長役場…二四七

  一 戸長役場の設置と町村…二四七

     戸長役場の設置  町村会の開設と町村財政

  二 連合戸長役場の設置…二六二

     連合戸長役場の設置

第三節 商工業の勃興と運輸・通信…二六八

  一 農業と在来工業…二六八

共進会・勧業会と農業  用水堰と水利問題  牧畜業と馬市  松代の漁業と寒天生産  在来産業と清酒生産

  二 地主の成長と農民…二八五

     多様な農業生産と稲作  地主の成長

  三 横田英と松代六工社…二九二

     横田英と富岡製糸場  器械製糸の導入と六工社

  四 養蚕・製糸業の発展…三〇一

座繰製糸と農家  養蚕農家と蚕種業  長野県製糸場の設置と払い下げ

  五 商業・金融と交通・通信…三一一

長野町の商業  銀行の創設と活動  中牛馬会社と運送業  信越鉄道の建設工事  郵便事業と電信施設

第四節 自由民権運動と町村民…三三〇

  一 自由民権運動と長野…三三〇

自由民権運動の開始と政社  国会開設運動と長野  自由党・立憲改進党の結成と長野

  二 大同団結運動と政社…三四四

     政党・政社の活動  大同団結運動と町村民

第五節 町村民の生活と災害…三五六

  一 町村民の生活…三五六

病気と伝染病  正午の午砲  大勧進の養育院  民衆生活の取り締まり

  二 洪水と防災・消防…三六六

千曲川・犀川の洪水  水害対策と防災  消防組織のめばえ

第六節 新しい教育制度と文化…三七四

  一 小学校の設立…三七四

教育令と教則の改正・学務委員の設置  小学校の生徒・教員と校舎

  二 中学校の設立と県立学校…三八三

上水内郡町村立中学校の設立  上水内中学校の管理運営と生徒  県立中学校の創設  県立尋常師範学校と尋常中学校の移転

  三 教員集会の発生と信濃教育会の創設…三九三

教員集会の発生  長野教育談会から長野教育会へ  信濃教育会の創設と長野地域会員

  四 民衆と文化…四〇〇

『小学新誌』の発刊  民衆と芸能  町村誌の編さん  松代青年会の活動

  五 寺院・神社の動き…四一一

皇典講究所の開設  寺院の動向  教派神道と在家仏教


第三章 町村制の施行と町村自治…四一九

第一節 町村制の施行と行財政…四二〇

  一 長野町の町制施行…四二〇

長野町と新しい町村の誕生  長野町の町会議員と町長選挙

  二 町村制下の町村政治…四二八

町村会議員・町村長の選挙と町村会  町村財政と町村民の負担  区の設置と区長・区会議員の選出

  三 日清戦争と町村民…四四三

     日清戦争と町村政  警察・司法と町村民

第二節 国会・県会・郡会と政治活動…四五七

  一 衆議院議員・県会議員の選挙と町村民…四五七

参政権と衆議院議員の選挙  町村民の政治活動と県会議員の選挙

  二 郡制下の郡行政と郡会…四七一

     郡制施行と郡行政  郡会・郡参事会と町村民

第三節 勧業政策の浸透と諸産業…四七九

  一 農談会と農業・漁業の発展…四七九

     農談会と米作  養蚕業と漁業  長野測候所の開設

  二 信越線の開通と交通・町並み…四八九

信越線の開通  鉄道開通の影響  駅の設置と町並み  道路・橋梁の整備と交通

  三 商工業と庶民金融の発展…五〇一

商品流通と商品取引所の開設  松代製糸業の発展  えびす講と街のにぎわい

第四節 災害と防災・衛生…五一二

  一 松代町・長野町の大火と防災…五一二

松代町の大火  長野町の大火  長野町消防組の成立  千曲川・犀川の水害と治水事業

  二 長野町の衛生と町村の人口…五二六

町村民の疾病と公立病院の設立  避病院の建設  長野町の飲用水引水計画  町村の人口動態

第五節 小学校令の施行と中等教育…五三六

  一 小学校教育の推進…五三六

小学校教育の推進と高等科設置  御真影と教育勅語  教育行財政と日清戦争  晩熟生学級と子守教育  郡教育会の成立

  二 県立中学校長野支校と町立長野高等女学校…五五七

県立中学校長野支校の設置  町立長野高等女学校の設立

  三 町村民の文化運動と宗教…五六五

善光寺と長野  キリスト教と長野  音楽会と演説会  文芸雑誌の発行  宗教婦人会の活動


第四章 長野市制の施行と日露戦争…五七五

第一節 長野市制の施行と町村政治の進展…五七六

  一 長野市制の施行と市政…五七六

市制施行への動きと市制の施行  三級制の市会議員選挙と市会  市長・参事会員・助役・区長等の選挙と行財政  市庁舎の新築と移転

  二 町村政治の進展…五九五

町村財政の推移  町村会の運営  住民生活と直結する区の活動

  三 市町村民の政治活動…六〇八

市町村民の参政権拡大  政党活動  郡制の改正と郡政・市町村民

第二節 日露戦争と市町村民の動向…六三〇

  一 日露戦争と市町村民…六三〇

     市町村の財政  市町村民の対応

  二 市町村民の動員と警察・司法…六四〇

     市町村民の動員  警察・司法制度の変化と整備

第三節 農業の発展と農業団体…六五〇

  一 農業・林業の発展と農耕馬…六五〇

農家と養蚕業  りんご栽培の広がり  林業の育成  農耕馬と軍馬

  二 地主経営の進展と農民…六六四

     農家と地主の経営  耕地整理事業のはじまり

  三 農会と産業組合の結成…六七一

農会の設立と活動  産業組合の設立と運営  松代製糸改良組の組合化

第四節 商工業の発展と長野商業会議所の設立…六七九

  一 新しい工業と在来工業…六七九

煉瓦工場と新しい工業のはじまり  長野電燈株式会社の設立  印刷業の発展  松代製糸業の優等格生糸と工女  在来工業の諸相

  二 商業・金融・交通業とその振興…六九五

長野商業会議所の設立  一府十県連合共進会  旅客と商売  銀行と庶民金融  吉田駅の設置  篠ノ井線の開通

  三 土木・治水事業の進展…七一六

道路の整備事業  架橋とその修繕事業  中小河川の砂防工事

第五節 社会生活の変化と社会問題…七二五

  一 社会生活の変化…七二五

人口の変化と人びとの生活  千曲川沿岸地域の地震と災害  千曲川水系の水害  市消防組の組織  病気と衛生  日本赤十字社長野支部病院の設立  電話の設置  市による最初の引水計画

  二 社会問題と社会事業…七四八

社会問題の発生と社会運動  社会主義の研究活動  社会事業の開始  鶴賀遊郭と自由廃業の動き

第六節 学校教育の普及と文化活動の進展…七六三

  一 小学校教育の普及…七六三

市の発足と小学校教育  保科百助の同和教育  日露戦争と小学校  幼稚園・保育所の設立

  二 中等教育の進展…七七二

長野中学校の開校と長野高等女学校  実業補習教育の開始  長野市立商業学校の設立  中野塾と北信英語義塾

  三 社会教育の広がり…七八九

長野婦人会  青年会の成立と活動  信濃図書館と活動写真  幻灯機の普及

  四 学芸・報道と宗教…八〇四

新聞の競合と多彩な記者  皇太子の行啓  時局史・郷土研究・地域の文芸  宗教の動向

  五 スポーツと登山…八一八

     野球と庭球のはじまり  近代登山のはじまり


あとがき

近現代史専門部会部員・調査執筆員

執筆分担

監修者

刊行委員

編さん準備委員

編さん委員

調査協力員

事務局・編さん室職員