一 長野市誌歴史編近現代は、明治維新から平成期の現在までおよそ一三〇年間における現長野市域の歴史を三巻にわけて記述する。
一 その三巻のうち本巻は、第五巻近代一につづく第六巻近代二で、明治四十年代から昭和二十年八月太平洋戦争敗戦までの内容を収め、およそ年代順につぎの章を設け記述した。
第五章 大正期の市民活動と経済の動向(明治四十年代から大正期まで)
第六章 普通選挙の実施と昭和恐慌(昭和初年から日中戦争前まで)
第七章 戦時体制の進行と敗戦(日中戦争から敗戦まで)
一 記述は、原則として常用漢字、現代かなづかいによった。ただし、地名、人名、歴史的用語などで常用漢字にないものは正字体を用いた。
一 難読または誤読のおそれのある漢字は、適宜ふりがなをつけた。
一 資料を引用する場合、難読または難解なものは、書きくだし文または要約文にあらためた。
一 記述の典拠とした文書名や書籍名は、手書きのものには「 」を、活字印刷のものには『 』を付して記した。そのうち左の書目は→以下のように略記した。
『長野県史通史編第七巻近代(一)』→『県史通史』⑦
『長野県史近代史料編第二巻(一)』→『県史近代』②(1)
『長野県教育史第十巻』 →『県教育史』⑩
『信濃毎日新聞』 →『信毎』
一 歴史的地名のうち、わかりにくいと思われるものは( )内に現地名を記した。
一 年号は、日本年号を用い、適宜( )内に西暦年を記した。
一 人名の敬称は、原則として省略した。
一 写真・図表類には、番号を付し、それぞれ典拠、所蔵者、提供者などを記した。
一 巻末に、本巻にかかわる歴史編近現代史専門部会部員・調査執筆員名簿および執筆分担を記した。また、長野市誌にかかわる平成二年度から同十二年度までの、監修者、刊行委員、編さん準備委員、編さん委員、調査協力員、事務局・編さん室職員の名簿を載せた。