大峰城

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箱清水大峰(おおみね)山の頂上にある。本郭はほぼ正方形で、昭和三十七年(一九六二)にそこに三層の模擬天守閣が建てられた。周辺にいくつかの小郭・空堀がある。一三~一五世紀ごろの中国製青磁器、金属製品の一部、炭化した籾(もみ)などが発見された。呪符(じゅふ)の墨書された土器も見つかり、単なる山城でなく、宗教的施設であった可能性がある。