二 領主の変遷と村の概要

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 信濃国の幕府領は、江戸後期には飯島・中野・中之条(はじめ坂木)・御影の陣屋(代官所)によって支配された。水内郡は中野、中之条、および越後新井陣屋の支配であった。幕府領と私領の村々では庄屋(名主)・組頭・百姓代(長百姓)が村政の末端を担っていた。農民は五人組制のもとに農業中心の暮らしをしていた。