芹田小学校は昭和二十二年（一九四七）学制改革による六三制の実施によって、新たに長野市立芹田小学校として出発した。同二十六年に中御所分校が廃止され、中御所・荒木・南市の一部を学区として、九反に裾花小学校が設置された。芹田小学校は児童数が増加し、同四十六年には南部小学校が新設され約五〇〇人が移った。その後も児童数の増加は進み校舎の増改築を重ね、ピーク時には一三〇〇人余のマンモス校であった。平成四年（一九九二）には緑ヶ丘小学校が南高田に新設され二一六人が移った。地区内生徒が通う中学校は、長野市立桜ヶ岡中学校（昭和四十三年開校）・同犀陵中学校（平成三年開校）がある。上千田には、文化女子大学附属長野高等学校（昭和五十八年開校）があり、若里には、信州大学工学部（昭和二十四年開学、前身の長野高等工業学校、戦後長野工業専門学校は昭和十八年創立）がある。

写真16　長野市立芹田小学校