一 立地

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 吉田(よしだ)地区は、長野市街地の北東部で、千曲(ちくま)川支流の浅川(あさかわ)上流右岸の扇状地に位置する。地形は、東西におおよそ長方形の北西隅が張り出し、若槻(わかつき)地区檀田(まゆみだ)橋まで達した形で、南東にゆるやかに低下している。檀田大橋南は標高四一〇・七メートル、運動公園前交差点では同三五〇・八メートルで、土地はよく乾燥する。面積三・三八平方キロメートル、東西二・三キロメートル、南北一・七キロメートルである。東は朝陽(あさひ)・古里(ふるさと)地区、西は三輪(みわ)地区、南は古牧(こまき)地区、北は浅川をはさんで若槻地区に接する。

 吉田小学校は、標高三七五メートル、東経一三八度一三分三〇秒、北緯三六度四〇分〇秒である。また、JR北長野駅および長野電鉄信濃吉田駅周辺、上松吉田線(SBC通り)沿い、旧北国(ほっこく)街道沿いには、商店街が形成されているが、他は住宅地域、工場、公共施設などで農地の転用が進み、人口が増加している。地区内の中央部をJR信越本線、北陸新幹線、長野電鉄長野線が南西から北東に通っており、他に交通路が縦横に整備され、北長野駅前北側地区は再開発事業を進めている。


写真1 めがね橋 浅川用水路・信越本線・県道・長野電鉄線・北陸新幹線の5本がここで立体交差している