ため池
かつて吉田地区には押鐘・横町・北本町・小町・中越・太田第一ため池があった。明治三十二年に太田第二ため池、大正六年(一九一七)に辰巳(たつみ)池、同七年に桐原弁天池を築き合計九池ができた。中越ため池は江戸時代に築かれ大正年代に拡張し面積が五反五畝(五五アール余)、現在は埋められて半分になった。昭和三十年代から農地の宅地化が進むにしたがい、灌漑用水の役割も終えるようになった。現在は、辰巳池(市内唯一の水鳥公園)、桐原弁天池(貯水池)、中越池のほかは、遊園地や宅地などに変わった。
写真7 辰巳池・水鳥公園