重作のそろばん塾

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吉田村の丸山重作は、算学も教えた岡沢昌親に学び、和算にすぐれていた。明治六、七年ごろ三角測量によって、現在の太田・鍋屋・原町を除いた吉田村の田畑を測量し、現在の土地台帳のもとを作ったという。この測量実績が評価されて、若槻・古牧・三輪から通塾する生徒もあった。重作のそろばん塾がいつ開かれたのかははっきりしないが、生徒は五、六歳から、十五、六歳までが多かった。