吉田小学校

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 明治二十二年宇木学校の分校から独立し吉田尋常小学校となり、同二十四年校地を現在地へ移転した。同二十三年、吉田・古牧・朝陽・柳原・長沼・古里・若槻・神郷(かみさと)の八ヵ村は、組合立の高等小学校を開設することとし、古牧に南校、吉田に中校(なかこう)、神郷に北校を設置した。同二十五年八月吉田に中高等小学校を設置し、尋常小学校卒業生が進級して学んだ。八ヵ村組合が同三十二年に解散したため、吉田・朝陽・柳原・古里・若槻の五ヵ村組合立の上水内(かみみのち)郡東部局等小学校を吉田小学校に併設した。生徒定員二六〇人(五ヵ村)、学級六、修業年限は、尋常小学校・高等小学校おのおの四年であった。同四十一年小学校令の改正により、義務教育は六ヵ年となり、同四十三年高等科二年を併設し吉田尋常高等小学校となる。昭和十六年(一九四一)国民学校令の施行で吉田国民学校と改称され、初等科六年・高等科二年が義務制となった。


写真11 吉田小学校