柳原地区は、長野市東部に位置し、千曲川左岸の氾濫原(はんらんげん)で形成された自然堤防地と後背湿地からできている。面積三・七二平方キロメートル、東西一・九キロメートル、南北三・一キロメートル、形状はほぼ長方形である。北にゆるやかな傾斜をし、長沼(ながぬま)・古里(ふるさと)地区に接し、西と南は朝陽(あさひ)地区に、東は千曲川をはさんで須坂市に接している。
旧道の微高地を中心に集落(小島(こじま)・中俣(なかまた)・布野(ふの)・村山(むらやま))が発達し、自然堤防地は、果樹・野菜の畑地となり、氾濫原は主に水田となっている。地区内には国道一八号と四〇六号の分岐点があり、県道は長野・吉田・豊野・須坂の各方面に通じ、上信越自動車道須坂長野東インターにも近く、長野の東玄関口となっている。また、長野電鉄線が地区内を横切り、柳原駅・附属中学前駅もある。交通の便が至極よく、近年は宅地造成が盛んで、長野市のベッドタウン化している。
柳原小学校の位置は、東経一三八度一五分二九秒、北緯三六度三九分四一秒、標高三三七メートルである。